屋島合宿3日目
昨日同様、高校生・一般組は朝6時から、中学生・大学生は朝6時半から朝練習を開始。
高校生組は宿舎の近くの「栗林公園」でラジオ体操を行いました。
おととい、昨日の練習による筋肉痛で体が動きにくい選手もいましたが、水成選手によるストレッチで体をほぐしました。
その後は、朝食を食べ出発です。楽しい(しんどい)合宿もあと半日です。最後まで頑張れ。
昨日、夜の研修として、「棒高跳び」と「自分」に関する作文を宿舎で書きました。テーマは自主設定です。「悔しかったこと」、「棒高跳びへの未練」、「ライバルが与える自分への影響」などsまざまなテーマがありました。
朝の練習1発目はその作文の発表です。自分のグループの仲間がどんなことを考えているのか、何を感じているのか、を共有できるいい時間となりました。
練習前に、元広島県記録保持者の山本コーチから「本気で取り組んだ先にある境地」というテーマで講話をいただきました。
みんなが今(中高生)の時点で本気で取り組める事(棒高跳)を見つけていることは凄いこと、だけど棒高跳という競技は結果が○か×で出てしまうとてもシビアなスポーツ。今日隣で一緒に笑っている人が明日は勝ち上がってどんどん上のステージに上がっていくかもしれない。2位でも負け、4位でも負け、7位でも負け、9位でも負け、1位じゃないと勝ちではない。そんな1位になるために努力している人が全国にたくさんいる中で、みんなはどんな取りくみをしているか、座っておしゃべりしてないか、1分1秒を大切にしてコーチとコミュニケーションを取っているか。
講義の最後には、本気で取り組むと自然と涙が出ることがある。僕もこれまで棒高跳びのことで3回泣いた。そのうちの1回は見越先輩のご指導のせい(笑)、と自身のエピソードを踏まえながら熱いお話をしてくださいました。
合宿最後の練習は学生コーチのアップから始まりました。柏木さんのマット運動、藤岡さんのマーカー集め、森迫さんのハードルドリルと、3種目を10分ずつでサイクルしました。
その後は跳躍練習+萩原コーチのドリルであっという間の3時間でした。
コーチに積極的にコミニュケーションをとりにいく選手の数も増え、試行錯誤しながら跳躍練習に取り組み、良い雰囲気で練習が締めくくれました。
昼食後には閉講式を行いました。初めは、各グループの代表による作文発表です。
自分の変化と恩師への感謝の気持ち、努力から自分が得たもの、自信がついた自分、今の自分の課題とその改善に向けて、しっかり自分と向き合って出てきた文章を披露してくれました。
グループ① 冨田君
グループ② 岡村君
グループ③ 弘中さん
グループ④ 田邉さん
そして、今年の作文大賞に輝いたのは尾道商業冨田君。
恩師の記録を超えるという彼なりの恩返しが実現すること楽しみにしてます‼︎大賞受賞者には豪華景品をプレゼント。
作文大会の後は、各コーチから選手の皆さんへ一言ずつお言葉をいただきました。
感謝の気持ちを持つことを大切にしてください。素直さを大切にしてください。親にきちんと合宿の話をしてください。受け身ではなく自分から行動できる人になってください。この合宿をきっかけに強くなってください。誰かのために頑張れる人になってください。陸上競技を楽しんでください。
各コーチから熱い熱いメッセージでした。
コーチの思いを胸に選手の皆さん、今後も頑張って下さい。
グループ①
グループ②
グループ③
グループ④
選手の皆さん、コーチの皆さん3日間お疲れ様でした。
中学生から社会人まで様々な年代の人が関わり合う3日間でしたね。
大人数での合宿ならではの難しさや楽しさ、人と人が与え合う影響力の大きさを感じましたね。良くも悪くもたくさんの課題と成果を知ることのできた合宿でしたね(選手、指導者ともに)
選手の皆さんはここからが勝負です。”合宿で学んだこと”を”合宿で学んだだけ”にしないでください。今回学んだことを何度も振り返って”自分のもの”にしてください。
広島から全国で戦える選手が多く生まれることを指導者一同願っています。これからも頑張れ広島県‼︎